なすの誘引
主な内容:芽かきをしたナスの主枝が効率よく十分に広がるように2方向、または3方向に誘引します。誘引により主枝を広げることで日当たりが良くなることで育ちが良く、風通しが良くなることで病害虫を予防することにつながります。
また、実りに伴う重量の増加による茎折れを予防します。
作業の方法:
誘引には、上部より紐を使用して吊るように行う方法と、支柱に固定することで誘引を行う方法があります。
地域によって差がありますが、管理人の地域の本職は、前者の吊る方法が主に普及しています。
前者の吊るす方法は大掛りとなるため、取り入れやすい後者の支柱に固定する方法で紹介します。
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なすの育て方・栽培方法(誘引)
支柱の準備(上部より撮影) なすの誘引に固定する為の3本の支柱を立てます。 1本目・・・苗を固定しに使用した支柱 2と3本目・・・枝を広げる角度に設置 成長したとき、支柱の形に枝が広がります。 |
支柱の準備(側面より撮影) 上の写真をやや側面より撮影しました。 真ん中が、苗を固定した支柱の為に垂直となっています。 苗が傾いているときは、傾きに合わせて(斜めに)立て直すことで、3方向にバランスよく広がります。 |
誘引開始 なすの枝が伸びてごちゃごちゃしてきました。 効率よく広がいるように、支柱に向けて誘引を開始します。 |
右側面の誘引 右側に立てた支柱に、右側面から伸びた枝を引き、誘引を行います。 |
左側面の誘引 左側に立てた支柱に、左側面から伸びた枝を引き、誘引を行います。 写真では、枝と支柱の距離がやや広いため、紐の遊び部分を数回捩りっています。 それぞれ、右・左側に枝がない場合でも、支柱に近い枝(引きやすい枝)を引き、誘引を行います。 |
なすの誘引完了(側面より撮影) 誘引を行ったなすです。 それぞれ、奥と手前に伸びるように誘引されています。 |
なすの誘引完了(正面より撮影) 上の写真を正面より撮影しました。 左右に広がり、バランス良く広がります。 |
※誘引の補足 支柱と枝は密着させる必要はないので、ゆとりを持って立てます。支柱がより過ぎないように(中心に偏らないように)します。 葉や枝の密集は、病害虫が発生しやすくなります。 |
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