園芸の畝立て

 園芸用地として作物を植え付ける場所の畝立てを行います。

主な内容
 畝立てにより栽培地の境界線を明確にするとともに、一段高くすることで水捌けが改善します。また、作物の根が生育しやすい耕された土壌部分が深くなります。

使用資機材
・鍬(クワ)
・剣スコップ
 剣スコップは土に水分が多く、鍬での作業が困難な時に使用します。畝立て機があれば手早く作業を行うことができます。

畝立ての注意
 園芸栽培で発生する水不足は、潅水作業により改善を図ることが出来ます。
 しかし、水捌けの悪い栽培環境では、栽培開始後の改善は難しく、排水用の溝を構築するなど大掛りな作業が必要になります。面倒でも、畝立てはしっかりと行います。

園芸の畝立て  水捌けの改善

畝立ての写真 鍬(クワ)を使用してマルチの幅になるように畝立てを行います。マルチ幅は、一般的なトラクターの幅とほぼ同じなので、トラクターの幅を目安として、一回り細い幅になるように畝立てを行います。※1
畝立ての画像 作業写真は、土が湿って団子状になるため重労働です。
 土が乾いた時に作業を行えば、半分以下の労力で作業が可能です。晴れが続いた日に行うと効率良く作業できます。
完成した園芸畝画像畝立てが完了
 写真では遠近感が無い為判別し難いですが、潅水チューブを中心に畝立てされています。
※1畝立ての高さ
 目安の高さは5~20cm程度です。紹介している栽培地は、水捌けが悪い土地ではないため約10cmの畝立を行っています。
次の工程  黒マルチの使い方

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