とまとの育て方(芽かき)

主な内容:
 トマトの主枝が成長するように、不要となる脇目の芽かきを行います。

作業の方法:
 トマトは基本的に主枝のみの1本仕立てで育てます。
 このため、2~3本仕立てにする場合を除き側枝となる脇芽は必要ありません。葉茎の根元(主枝の横)から生えた芽は指先や鋏を使用して除去(芽かき)を行います。
 2~3本仕立てする場合、第1花房の直下が側枝となるため、それより下の脇芽は必要がないため、芽かきを行います。

作業時の注意:
 脇芽が成長するとその分不要な養分が消費されています。養分の無駄を少なくするためなるべく脇芽が小さい内に除去(芽かき)を行います。
 脇芽は成長に伴う絶えず発生するため、定期的に発生を確認することが必要です。
 芽かき作業が遅れると、脇芽の成長に消費された養分が多くなるだけでなく、除去した後の傷跡が大きくなります。
 特に接木苗では、台木から生える脇芽の成長は非常に早く、放置するとあっという間に主枝より大きくなり、どっちが本来の目的の品種の枝かわからない程に成長するため注意が必要です。

芽かきの除去方法:
 トマトは傷口からの雑菌の侵入を嫌います。わき目を切断する際、鋏を使用する場合はその都度鋏を殺菌することが望ましいです。
 脇芽が小さい間であれば、鋏を使用せずに指先で簡単に摘み取ることができるため、指先で除去します。

トマトの育て方・栽培方法(芽かき)

苗の脇芽定植時のトマト苗のわき目
 20~30cm程の葉茎根元に既に脇芽が2か所生えています。
 苗定植時は環境の変化から苗が弱っているため、病気予防のため1週間程経過してから芽かきを行います。
芽かき前のトマトわき芽の芽かき作業前のトマト苗
 脇芽が小さい内に芽かきをしなかった時のトマト苗です。
 写真で定植1か月ぐらい。
 わき芽が伸び、枝などが密集しています。
わき芽の拡大写真わき芽の拡大写真
 上の写真のわき芽部分を拡大しました。赤丸がわき目の発生している基部分です。青丸が、ちょうど主枝(茎)の裏側部分からわき芽が出ており、わき芽の先端部分です。
 赤・青ともにわき芽の根元から、指先で摘み取ります。
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